photo credit:scuderiaalphatauri.com
2021年のF1デビューイヤーを終えた角田裕毅。
角田は第15戦ロシアGPまでで予選Q3進出はわずか3回だけでしたが、第16戦トルコGPから最終戦アブダビGPまで7戦中6戦でQ3に進出(Q3を逃したのは予選前のフリー走行が1時間のみのスプリント予選があったブラジルGP)。
シーズン後半に速さを示し始めた角田に対する海外の反応を海外の掲示板からまとめたので、紹介します。
海外の反応
引用元:reddit.com
ユウキはアブダビでほとんど言及されることなく4位でフィニッシュした。
今シーズンのベストドライブだった。この週末で初めてガスリーを完全に上回ったのだから、正直言って彼は尊敬に値する。Q3の1回目のアタックで3番手にポップアップするのを見たのはクレイジーだったが、2回目のアタックは残念だった。
トロロッソ(現アルファタウリ)での他のドライバーの1年目と比べても、彼は素晴らしい1年だった。
グリッド上で最も良い比較対象は、実はカルロス・サインツだ。ユウキはトロロッソでの1年目にサインツのほぼ2倍のポイントを獲得したが、誰もこのことについて彼を評価しない。
ポイント数は良い比較ではないし、トロロッソは2015年よりもはるかに速くなっている。両者のチームメイトとの差を見ることもできるが、ガスリーは経験豊富なドライバーなので、ユウキには不公平だ。2人の最初のシーズンを比較する良い方法はないよ。
メルセデス以外で唯一ミディアムタイヤを履いて予選Q2を突破したことも印象的だった。
レースでの彼のパフォーマンスは天文学的なものだった。FPからレースの終わりまでトップに近い位置にいた。彼の成長には目を見張るものがある。
ルーキーや新しいチームに移籍したドライバーは、スピードを上げるために数レース以上必要であると見るのが妥当だと思う。正直なところ、たった6レースほどで彼らが快適に過ごせると期待するのは無茶な話だ。1年目はミスを犯し、そこから学ぶことが許されるべきだ。
もちろん例外もあり、もっと早く適応できるドライバーもいるが、全体的にはもっと時間をかけるべきで、早く良くならなければならないというプレッシャーを与えるのはよくないと思う。
特に今年は歴史上おそらく最も少ない量のプレシーズンテストであったことを考えれば、チームを移籍したベテランドライバーでさえシーズン前半にまとめることができないのは当然のことだ。ましてやF2のマシンで走ったばかりのルーキーならなおさら。
そして、今年はフリー走行のセッションが30分短くなった(90分から60分へ)。大きな変化ではないように見えるが、1年を通してみれば大きな変化だ。さらにスプリント予選の週末はフルー走行のセッションが減った(2セッションのみ)。
短いテストやスプリント予選は、新しいドライバーにとってかなり不利だった。
私の考えだけど、最近のF1はとても複雑で、20年前と比べてほとんどテストが行われていないため、よほど優れたドライバー(マックス、ルイス、あるいはアロンソ)でない限り、ベストを引き出すにはマシンに乗っている時間が必要だということだ。
そして、最近のマシンに乗っている時間は、3回の(短い)セッション、予選、そしてレースだけだ。クルマでの経験、チームでの経験、F1での経験など、経験は以前よりもはるかに重要になっている。
リカルドやペレスのように、ベテランドライバーでも新しいチームやクルマに適応するために時間が必要な場合がある。正直なところ、ルーキーのパフォーマンスを測る前に、少なくとも1シーズンは猶予を与えてあげたい。
アレックス・アルボン、素晴らしい個人指導をありがとう。
まさにその通り。アルボン教授の仕事ぶりは、はっきりと現れている。
彼は素晴らしい教師になるような人だと思う。彼は徹底的で、思慮深く明晰で、その背後に確固たる気質がある。彼がユウキにうまくやってもらいたいと思っていたと確信しているし、決して利己的ではない。
この生徒と教師の関係で唯一気に入らないのは、来シーズン、アルボンがウィリアムズで苦労している間に、ユウキがアルファタウリで前に行ってしまうことだ。理解はできるけど、だからといって好きなわけでもない。
アレックスはレッドブルでまったく同じ経験をしたので、ユウキにとっては完璧なコーチだったと思う。来年はウィリアムズがアルファタウリより速くなる可能性が十分にあるので、まだ彼にとってはそれほど悪くないと思う。
素敵なアルボンの指導の下で彼の成長ぶりが見られてよかった。
彼の成長は驚異的だ。これからもずっとユウキのレースを見ていたいものだ。
数レースで彼を見限る人の早さにはとても腹が立ったよ。人々はすぐに結論に飛びつき、憎しみを抱く、とても愚かなことだ。
なぜかだか分からないが、一瞬で好きになり、止まらなくなった。ひどいインタビューはあったが、今年のオンボードと純粋な態度が大好きだった。
彼が好転していくのを見るのは素晴らしいことだ。シーズン当初は、かなりイライラしていたように見えたのを覚えているけど、彼がそれを理解したようでうれしいよ。
彼が素晴らしいデビュー戦を飾り、シーズンの最後で素晴らしい活躍をしたという事実が大好き。
レッドブルがこれを見る前に、2022年まで彼を残すと決めたことに驚いた。良い決断だった。
チームは詳細なデータを持っていて、ユウキが速く走れないとか、効果的にオーバーテイクできないとか、そういうことではないことを彼らは知っていた。自信は修正できるもので、彼らは彼を助け、彼はそれを実行した。そして今、スピードが戻ってきた。
ヘルムート・マルコは22年間もドライバーズアカデミーで仕事をしているのだから、才能の有無を見分けることはできる。
正直に言うと、私は完全にユウキを見限っていた。今年のアルファタウリは本当に速さがあり、私はユウキとガスリーの違いを見たし、ユウキが何よりも車の本来の速さを引き出せていないと感じていた。しかし、シーズン終盤、ユウキはF1でもう一度自分の力を証明するチャンスを得るに値することを本当に示した。
ルーキーである以上、F2からF1への調整期間があるのは当然。キミやルイスのような天才もたまにいるけど、多くの場合、彼らはすべてに慣れるために時間が必要なんだ。来年はアルファタウリと新しいエアロレギュレーションで強力なシーズンを送ってくれることを期待しているよ。
そして、彼の最高の結果はまだ来ていない。F2ではピレリの18インチタイヤをうまく使いこなし、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた。彼にとって、これからがエキサイティングなシーズンであることは間違いない。
Tucking the AT02 away for the last time 😴 thanks for such a great year! pic.twitter.com/df1vbiU9IH
— Scuderia AlphaTauri (@AlphaTauriF1) December 16, 2021
管理人ひとこと
開幕戦と最終戦だけを見たらすごいルーキーが出てきたという感じですが、苦労を乗り越え、シーズン終盤は角田の成長ぶりにどんどん期待が高まっていき、もっと見たいというところでシーズンが終わってしまいました。
来シーズンは角田の走りはもちろん、新レギュレーションで勢力図やレースがどう変わるのか楽しみです。
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